
長野県から食味の結果が来ました。
実はお米の品質はちゃんとデータ化出来るんです!!
食味計という機械があり、そこにお米を通し、光でお米の品質を分析するんです。この機械小さいのですが、買えば数百万します!!なので専門機関に依頼するんですがね(笑)
この結果は長野県原産地呼称管理制度の一次審査のお米のデータなんです。
簡単に説明しますと、水分はお米の水分。だいたい14~15%が基準ですが、保存を考えると15%以内が望ましいのですが、食味を考えるともう少し高い方が美味しいです。
次にタンパク。この数値がこの結果の中で一番重要なんです!皆さんよく総合評価を見るのですが(Sが一番良い)、お米の美味しさを判断するうえで、タンパク含量の値が一番重要です。美味しいお米の基準でいくと6%以下が理想です。タンパクの値が高いとどうなるかというと、ハッキリ言えば不味いお米です。
お米を作るのに肥料を使いますが、肥料の3大要素で窒素があります。この窒素とタンパクは大きく比例します。窒素を与え過ぎると収量は多くなりますが、タンパクの値が高くなってしまいます。反対に窒素を控えると、収量は少ないのですが、タンパクの値は低くなります。これはあくまで簡単な説明です。他にも色んな要素はあります。
ブログでもよく書いていますが、追肥は極力やりたくないんです。かといって収量も下げたくない。だから追肥をする作業は非常にシビアになるんです。
最後にアミロース。これはお米の粘りの数値です。数値が低ければ低いほど粘りがあるお米です。
色々書いて長くなりましたが、じゃあ今年のお米はどうだったの?と思われていると思いますが、数値的には申し分ないです!!
これはあくまで数字的な判断だけの話で、実際は食べて判断するのが一番良いという事です(笑)参考にして下さい。
posted by rakunou at 19:08|
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